韓流ドラマ『美しき日々』
韓流ドラマ『美しき日々』は、色々な意味で、衝撃でした。
このドラマに関しては、あまり韓流に興味がないという人でも、好きなドラマに挙げていることが多いです。
まず、主演のチェ・ジウさんが抜群にきれいでした。このドラマが放送された当時、あれだけきれいな黒髪に、白肌で、赤い口紅が似合う人は日本のテレビにいなかったのではないか、と思います。美人の典型、とでもいうのでしょうか。男性から好かれやすい上に、女の人からも素直にきれいだと思われる女優さんだなと思いました。
そして、設定が昔の日本の漫画やドラマに近いなあ、と思いつつ、それが面白く思えてしまいます。
レコード会社の御曹司で室長役のイ・ビョンホンさんが、チェ・ジウさんを連れてパーティーに行く時に高級ブティックに寄り、ドレスやアクセサリーをその場で買う場面があります。イ・ビョンホンさんがかっこよく指を鳴らすと、お店の人が出て来て、その場でお買い上げ、というのは、バブル時代に子どもで、大人になったら不況の世の中にいた私には、おとぎ話級のまぶしさでした。
登場人物の配置も、すごく昔の日本のものに近いな、と思いました。おせっかいで優しい親友がいて、意地悪な敵役がいて、うまくいかない恋を見兼ねて手を差し伸べてくれる優しい男の子がいて、その男の子を想う女の子がいて、という状況です。
個人的に好きだった場面は、役の中でチェ・ジウさんを好きなリュ・シウォンさんが、二人でチャーハンを食べようというところです。ジャンケンで勝った方が先に食べていいというルールを作って、二人は座りこんで、一つのお皿からチャーハンを食べます。すごく打ち解けて楽しいところに、イ・ビョンホンさんが通りかかり、寂しさを隠す表情をしていて、それに二人が気付く、という流れです。
たださすが韓流ドラマとあって、なかなかチェ・ジウさんとイ・ビョンホンさんは、幸せにはなれないのです。見ている当時、私はこのドラマの結末を知っている友達にも黙っていてもらって、ハラハラしながら、毎週観ていました。
『美しき日々』は、確かに美しい日々を語っているドラマではありますが、それ以上に、ドキドキとともに、何ともいえない幸せな気持ちをくれました。